VPD、子供の予防接種、新生児の病気

Sturge-Weber(スタージウェバー)症候群の診断・症状・治療

今年に入って、
Sturge-Weber(スタージウェバー)症候群の新生児症例を経験しました。

 

 

左側半側のポートワイン血管腫、
これだけでも十分にSturge-Weber(スタージウェバー)症候群
と診断して問題ないものだったと思いますが、
加えて頭部エコーでの脈絡叢の左右差も認めました。

 

 

これは間違いないと思いました。

 

 

新生児症例を診るのは初めてです。

 

 

新生児期には痙攣などの症状を呈することはまれ、
とされていますが、幸いにもこの赤ちゃんもそうした症状はなく、
無事退院し、その後高次医療施設へ紹介となりました。

 

 

頭部CT、頭部MRI、造影検査などが予定され、
さらに顔面のポートワイン母斑に対しては、
生後4か月時点からレーザー治療を開始するようです。

 

 

後日ワクチン接種のために受診されていますが、
幸いにも頭部MRI上は脳軟膜血管腫はないようで、
今後、痙攣などのを起こさず、正常に発達していってもらいたいです。

 

 

Sturge-Weber(スタージウェバー)症候群、
しかも新生児症例は滅多に診る機会はないと思います。

 

 

貴重な症例でした。

 

 

ご両親への説明には配慮を必要としました。
私自身も初めて経験する症例でしたが、
教科書的にも有名な疾患ですし、
インパクト的にも強いですから、知識はありました。

 

 

軽々しいことは言えず、
しかし深く落胆させすぎないように・・・
そんな葛藤もありながらの説明でした。

 

 

誠実に対応したことで、
ご両親も信頼感をもってくださったようでした。

 

 

順調に発育していくことを願うばかりです。

 

 

 

 

 

記事作成日:2014年7月8日

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