VPD、子供の予防接種、新生児の病気

ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン接種見合わせ問題は結論先送り

2011年3月5日土曜日の時点でなされた厚生労働省からの通達、
ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン接種の一時見合わせ
についての続報です。

 

 

3月8日、専門家による検討会が行われました。
会の流れ、およびメンバー構成は以下。

 

 

○議事次第
平成23年3月8日(火)
18:00〜20:00
厚生労働省専用第16会議室

 

I  開 会

 

II 議 事

 

1. 小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの安全性について

 

III 閉 会

 

 

 

○委員名簿
【安全対策調査会】
(委 員)
五十嵐 隆  国立大学法人国立大学法人東京大学医学部小児科講座教授
遠藤 一司  明治薬科大学医薬品安全管理学講座教授
大野 泰雄  国立医薬品食品衛生研究所副所長
松本 和則  独協医科大学特任教授(座長)

 

(参考人)
庵原 俊昭  独立行政法人国立病院機構三重病院院長
岡田 賢司  独立行政法人国立病院機構福岡病院統括診療部長
神田 隆   国立大学法人山口大学大学院医学系研究科神経内科教授
桃井 真里子 自治医科大学小児化学教室教授
加藤 はる  国立感染症研究所細菌第二部室長
和田 昭二  国立感染症研究所細菌第一部室長

 

【子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会委員】

 

稲松 孝思  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター臨床検査科部長
岡部 信彦  国立感染症研究所感染症情報センター長
鈴木 直   聖マリアンナ医科大学産婦人科学教室准教授
多屋 馨子  国立感染症研究所感染症情報センタ第三室長
保坂 シゲリ 社団法人日本医師会常任理事
            (敬称略、五十音順) 

 

 

 

 

肝心のヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンの接種と、
今回の死亡例との因果関係ですが、
「明確な因果関係は認められなかった」
との見解でした。

 

 

ですが、さらに詳細な調査が必要であり、
サーベイランスシステムの確立を検討すべき、
ということで総合的な結論は持ち越し、
後日また検討会が行われるようです。

 

 

厚生労働省のホームページには、
死亡した5人の症例の経過を記した資料や、
各ワクチン:アクトヒブ(ヒブワクチン)、
プレべナー(肺炎球菌ワクチン)についての資料、
SIDS(乳幼児突然死症候群)についてのPDFファイルなど、
今回の検討に関連した資料が掲載されており、
一通りの情報は入手できます。

 

 

死亡例報告のあった宝塚市の市長、中川氏は、
「再開される場合、同時接種については慎重に議論してほしい」
という要望もされているようです。

 

 

既に海外では10年以上前からヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンは
使用されており、しかも同時接種も行われています。
安全性についての問題はない、と世界的に認知され、
ヒブワクチンについては現在86%の国々で既に定期接種に
導入されているワクチンです。

 

 

ワクチンと死亡例との因果関係はないのはもちろん、
同時接種についても大多数の医師・小児科医は
問題ないと考えているはずですし、
世界に大きく後れを取っているワクチン後進国日本が
改善していかなければならない問題として
認識しているはずです。

 

 

仮に同時接種が日本で禁止され、
単独接種となった場合は、病院受診回数が増え、
ワクチン接種回数がさらに増えます。
そこには年間150人以上いるSIDS(乳幼児突然死症候群)が
有害事象として紛れ込み報告されるケースが逆に増える、
という事態が予想されますが、その際日本のマスメディアが
正確な情報を伝えられるのか甚だ疑問があります。

 

 

兎に角今回の検討会では結論が先延ばしにされ、
当面ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンの接種見合わせは
継続されます。

 

 

日本では年間約1000人の子供が、
細菌性髄膜炎に罹患します。
ワクチン接種が見合わせられている間にも、
もしかしたら細菌性髄膜炎に罹患し、
死亡あるいは重度の後遺症を残してしまう患者が産まれるかも
しれません。

 

 

※細菌性髄膜炎は罹患した約3割の患者が、
死亡あるいは重度の後遺症を残します。
これは非常に恐ろしい数字です。

 

 

日本におけるワクチンの歴史は冤罪の歴史とも呼ばれています。
そのような歴史が再び繰り返されないことを願います。

 

 

 

 

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