VPD、子供の予防接種、新生児の病気

塩酸リトドリン(ウテメリン)により新生児に低血糖をきたす機序

塩酸リトドリン(ウテメリン)により新生児に低血糖をきたす機序

 

 

母体に陣痛抑制剤として使用されている
交感神経β受容体刺激薬(リトドリン)は、
肝臓のglycogenolysisとインスリン分泌抑制の両方の作用があり、
結果的に母体の高血糖傾向を、
さらにそのリバウンドとして出生後の児に低血糖を引き起こすことが知られている。

 

 

※母体の高血糖状態は、
胎児への胎盤を介しての高血糖供給のため、
胎児も高血糖状態となります。

 

 

注意:インスリンは胎盤を通過しません。

 

 

胎児側でも高血糖をきたすと、
その血糖値を低下させようと、
胎児側のインスリン分泌が亢進します。

 

 

つまり、胎児側では高血糖、高インスリン血症状態となります。

 

 

この状態で出生した場合、
胎盤からの血糖供給は突然にとだえることになりますが、
インスリンの作用はしばらく残るために
新生児側に一過性の低血糖をきたすことになります。

 

 

 

 

 

記事作成日:2014年7月15日

 

 

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